広尾ジュニア・ジャズ・ワークショップ
札幌ジュニア・ジャズ・スクールを運営する（財）札幌市芸術文化財団は、広尾町でのジュニア・ジャズスクール設立に向けたワークショップを平成25年度に実施しました。
プロジェクトの経緯について
2009年に札幌・ジュニア・ジャズスクールと広尾ジュニアウィンドアンサンブルが広尾町において交流演奏会を行ったことをきっかけに、翌年から札幌・ジュニア・ジャズスクールが広尾町で合宿を行うようになりました。また、広尾町はノルウェーのオスロ市からサンタランドの認定を受けていますが、札幌・ジュニア・ジャズスクールも2012年8月に中学生クラスがノルウェー遠征を行ったほか、2013年にはノルウェーのジャズスクールの子ども達が来道する予定となっているなど、ノルウェーとの交流を行っています。
このような経緯から、今回、札幌・ジュニア・ジャズスクールと縁のある広尾町において、町、教育委員会、広尾小中学校、地元音楽サークル・平成音楽塾のサポートにより、本プロジェクトを進めることになりました。
ワークショップは、子どもたち同士の交流はもちろん、プロのミュージシャンから直接指導を受ける貴重な経験の場となります。そしてジャズと子どもたちの姿を通じて地域の元気づくり活動に繋がることも期待しています。さらに、2016年には、札幌で「世界・ジュニア・ジャズ・サミット（仮称）」の開催を予定しており、世界10か国に呼びかけジャズを学ぶ中学生世代を札幌に集めて2週間程度のサミットを実施し、コンサートや子どもたちの交流を図る予定です。この大イベントを念頭に北海道内の子どもたちへのジャズの取り組みを拡大し、広尾町からオール十勝へ、そして全道へこの活動が広がっていくことを願っています。
「広尾ジュニア・ジャズ・ワークショップ」活動実績（平成２５年度）